咲き舞う華は刻に散る
「古高と言ったか?さっさと吐けよ」
「……………」
古高は固く口を閉ざし、何も話そうとしない。
「吐いてくれないと、私は落ち着いて昼寝出来ないんだよ」
「「「「(昼寝かよ!?)」」」」
土方達は同時に同じ事を心の中で呟いた。
あえて声に出さないのは美桜里が殺気立っているからだ。
そして、睡眠を邪魔された美桜里は苛立ちが頂点に達している。
しかし、美桜里の本音を言った所で古高が吐くはずがない。