咲き舞う華は刻に散る
翌日。
泉羽が伊東と島原に行ったことにより、彼の企みが明らかになった。
伊東は腕の立つ隊士を引き連れ、隊を離隊しようとしているらしい。
「それより、大丈夫か?泉羽」
「はい…、何とか…」
彼と呑みに行った泉羽はかわいそうな程やつれていた。
泉羽の話によると、伊東は美しいモノに目が無いため、泉羽にしつこく迫ってきたらしい。
それから逃げるのに体力を使い果たし、やつれてしまったようだ。