咲き舞う華は刻に散る
数刻後――。
「何故、こうなるんだよ…」
美桜里は完全に酔っ払った原田と永倉を支えながら、屯所が置かれている宿まで歩いていた。
「くそ…、こうなるんだったら、斎藤も連れて来れば良かった…」
美桜里は二人を誘って呑みに行ったことを後悔した。
その後、原田と永倉が土方から大目玉を食らったのは言うまでもない。
ちなみに美桜里は酔っ払う程呑んでいないという理由で、土方の雷は逃れた。
(注:美桜里は酔っ払う程呑んでいないと言っているが、軽く一升以上呑んでいます)