彼女の残したもの・・・
第1章 心の旅
今年の夏、僕の元に届いた1通の葉書・・・
差出人は・・・
「藤川由紀子?」
まったく記憶になかった。
中身には簡単に、読みにくい字で、生前のご厚情に御礼を申し上げます、と書いてあり、そこには、
娘、綾乃に成り替わりまして・・・
「綾乃・・・!?」
僕は郵便受けの前で、一瞬、体に電流が走ったような気がして、それから意識が遠のき、そして僕の心の旅は始まった。
差出人は・・・
「藤川由紀子?」
まったく記憶になかった。
中身には簡単に、読みにくい字で、生前のご厚情に御礼を申し上げます、と書いてあり、そこには、
娘、綾乃に成り替わりまして・・・
「綾乃・・・!?」
僕は郵便受けの前で、一瞬、体に電流が走ったような気がして、それから意識が遠のき、そして僕の心の旅は始まった。