粉雪にさよならを
気づけば私の周りから人はいなくなっていて、信号は赤になっていた

「…おい、赤だぞ!早くこっちへ来い!」

警備員が私の腕を引っ張る

「離して…っ!」

その人を思いきり突き飛ばした

「きゃあああああっ!」

女の人の叫び声が聞こえて、ふと横を見ればトラックが突っ込んできて

キキィ――――――ッ!!

その音に私は微笑んだ
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