monoTone
「京介!!橘、連れてきた!!」
「えっ?」
着いたのは、立ち入り禁止の屋上。
なんで、入れてるの?
しかも、鍵開いてたし。
そして…京介、寝てるだけにしか見えないん
だけど?
「京介、機嫌悪いんじゃないの?」
「違うよ。あれ、嘘」
極上のスマイルで言う、はる君。
焦っていた君は、どこへ…?
「今日、久しぶりに天気良いから、橘と一緒
に、ここで授業サボろうと思って」
「えっ?」
確かに、今日は、あたしが嫌いな雨じゃなく
て、あたしが大好きな太陽が、出ている。
「ていうか…ここ、立ち入り禁止は?」
「…屋上の鍵つけたの、俺だ」
屋上で、仰向けに寝ている京介が呟いた。
「は?」
「入学当日に、俺らが勝手につけたんだよ。
だから、先生たちにもここはバレないし、他
の生徒も入れないよ。だって、鍵は俺ら二人
しか持ってないから」
「そうだったんだ」
あたし、憧れだった。
屋上で、天気の良い日に、サボること。
青空の下、解放されたかった。
「…空、綺麗」
青く透き通った青空に、真っ白い雲がわたあ
めのように浮かんでいる。
「写真、撮ろ」
「えっ?」
着いたのは、立ち入り禁止の屋上。
なんで、入れてるの?
しかも、鍵開いてたし。
そして…京介、寝てるだけにしか見えないん
だけど?
「京介、機嫌悪いんじゃないの?」
「違うよ。あれ、嘘」
極上のスマイルで言う、はる君。
焦っていた君は、どこへ…?
「今日、久しぶりに天気良いから、橘と一緒
に、ここで授業サボろうと思って」
「えっ?」
確かに、今日は、あたしが嫌いな雨じゃなく
て、あたしが大好きな太陽が、出ている。
「ていうか…ここ、立ち入り禁止は?」
「…屋上の鍵つけたの、俺だ」
屋上で、仰向けに寝ている京介が呟いた。
「は?」
「入学当日に、俺らが勝手につけたんだよ。
だから、先生たちにもここはバレないし、他
の生徒も入れないよ。だって、鍵は俺ら二人
しか持ってないから」
「そうだったんだ」
あたし、憧れだった。
屋上で、天気の良い日に、サボること。
青空の下、解放されたかった。
「…空、綺麗」
青く透き通った青空に、真っ白い雲がわたあ
めのように浮かんでいる。
「写真、撮ろ」