monoTone
俺の親友、晴輝。
親友…と言っても、親友というより、仲間と
言った方が合ってる気がする。
その、晴輝のお気に入り。
それは、橘日向。
橘の特徴を、一言で表せば、チビ。
小せぇくせに、意思ははっきりしてて、存在
感は、身長差が30センチもある俺の方が、断
然小せぇわけで。
橘の存在は、女子に、男子に。
そして、教師までも惹き付けている。
だから、橘はモテる。
もちろん、顔も、他の女子よりは格別に良い
みたいだが、やっぱり、橘は性格美人だ。
だから、女嫌いの晴輝まで、橘がお気に入り
になってしまったらしい。
晴輝が橘を気に入る、ということは、俺も関
わるわけであり、俺も、橘とよく一緒にいる
ようになった。
晴輝は、隣の席の橘で、授業中も楽しんでい
るし。
橘は、俺の隣の席だし、しかも、俺と晴輝の
間の席なわけだから、まぁ、晴輝に捕まりっ
ぱなしなわけ。
この前なんか、一緒にサボらせてたし。
俺は、ただ眠かったから、どっちでも良かっ
た。
でも、流れで写真を撮った時は、まじで焦っ
た。
俺は、写真とか嫌いだし、笑うなんて、もっ
と無理な話だった。
でも、晴輝に笑えとか言われたし、なぜか晴
輝に逆らえない俺は、とりあえず、口角をあ
げてみた。
で、そのあと、橘に、あたしのこと好き?と
か聞かれて、素直に答えてみた。
“嫌いじゃねぇ”と。
これが、人前で言う、俺の一番大きな感情だ
った。
なぜか、人前で“好き”って言えない俺。
…晴輝のお気に入りなんだけどな。
俺の“嫌いじゃねぇ”の意味をわかっている
晴輝に笑われたが、橘は何か変で。
それでも、寝ることが最優先な俺は、隣に寝
ている橘を気にしつつ、俺は夢の世界へ落ち
た。
その後、橘はいつもみたいに話しかけてくる
ことはなくて、その日が金曜日だったため、
会わなかった。
土曜日、晴輝がいつものように俺の家に来る
と、橘について話し始めた。
他の3人は、意味わかんねぇとでも言いたそ
うな顔をして、聞いていた。
親友…と言っても、親友というより、仲間と
言った方が合ってる気がする。
その、晴輝のお気に入り。
それは、橘日向。
橘の特徴を、一言で表せば、チビ。
小せぇくせに、意思ははっきりしてて、存在
感は、身長差が30センチもある俺の方が、断
然小せぇわけで。
橘の存在は、女子に、男子に。
そして、教師までも惹き付けている。
だから、橘はモテる。
もちろん、顔も、他の女子よりは格別に良い
みたいだが、やっぱり、橘は性格美人だ。
だから、女嫌いの晴輝まで、橘がお気に入り
になってしまったらしい。
晴輝が橘を気に入る、ということは、俺も関
わるわけであり、俺も、橘とよく一緒にいる
ようになった。
晴輝は、隣の席の橘で、授業中も楽しんでい
るし。
橘は、俺の隣の席だし、しかも、俺と晴輝の
間の席なわけだから、まぁ、晴輝に捕まりっ
ぱなしなわけ。
この前なんか、一緒にサボらせてたし。
俺は、ただ眠かったから、どっちでも良かっ
た。
でも、流れで写真を撮った時は、まじで焦っ
た。
俺は、写真とか嫌いだし、笑うなんて、もっ
と無理な話だった。
でも、晴輝に笑えとか言われたし、なぜか晴
輝に逆らえない俺は、とりあえず、口角をあ
げてみた。
で、そのあと、橘に、あたしのこと好き?と
か聞かれて、素直に答えてみた。
“嫌いじゃねぇ”と。
これが、人前で言う、俺の一番大きな感情だ
った。
なぜか、人前で“好き”って言えない俺。
…晴輝のお気に入りなんだけどな。
俺の“嫌いじゃねぇ”の意味をわかっている
晴輝に笑われたが、橘は何か変で。
それでも、寝ることが最優先な俺は、隣に寝
ている橘を気にしつつ、俺は夢の世界へ落ち
た。
その後、橘はいつもみたいに話しかけてくる
ことはなくて、その日が金曜日だったため、
会わなかった。
土曜日、晴輝がいつものように俺の家に来る
と、橘について話し始めた。
他の3人は、意味わかんねぇとでも言いたそ
うな顔をして、聞いていた。