monoTone
「…おい。これ、つけとけ」

いつの間にか、京介が戻ってきていて、アイ

スを渡された。

「…冷やす物、見つかんなかった。お前、う

どん食えるか?」

「…うん。食べれる」

あたしが答えると、京介はすぐに部屋を出て

いった。

…京介、料理できるのかな?

てか、京介があたしのために、料理作ってく

れるの?

「…食え」

京介が部屋を出て、すぐに京介が、うどんを

持って帰ってきた。

…美味しそう。

「ありがと」

京介は、あたしの上半身を起こすと、ベッド

に背中を預けて、座っていた。

「美味しい」

「…お前、家族は?」

「みんな出張…」

「…いつまでだよ?」

「多分、1週間くらい…」

あたし、熱の間、大丈夫かな?

「…お前、俺ん家に来い」

「えっ?」

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