monoTone
「俺が可愛がってあげるからね〜」

「遠慮するよ、徠斗」

「…許せよ」

「2週間、楽しもうね!!」

「うん!!」

みんなが、あたしのために計画してくれた…

なんて、自惚れだけど、そうなら、絶対に楽

しみたい。

みんなと一緒に、いられるんだから。

「じゃあ、あたしたち、水着買ってきます!!

いいですよね?」

「えっ?なんで、水着?」

「当たり前でしょ?あんた、目の前に海があ

るのに、泳がないの!?行かないわけ!?」

「…行かないよぉ」

海なんか…

「じゃあ〜、俺は大輔と買ってくるわ〜」

徠斗が、大輔を引っ張って歩いてく。

大輔も、海好きだし…まぁ、素直に、一緒に

買い物に出ていった。

「ほら、泳がないにしても、水着は必要よ!!

ほら、行くわよ!!」

…怖い真夏お姉様に、連行されました。
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