monoTone
「よっしゃあ!!行くぞ、ショッピング!!」

みんなと二人で、デート企画、1日目。

あっ、名前は今勝手につけたよ♪

1日目は、真夏ですっ!!

「女の子って、買い物好きだよね~」

「好き好き、大好き!!今日は、服買って、バ

ッグ買って、靴も買うんだもんね!!」

ほんとに、気合い十分!!

お金もたくさん持ったしね!!

「あ~、でも浴衣もほしくない?」

「ほしいっ!!この季節は、浴衣ほしいよね。

ていうかさ、お祭り行きたいんだよ!!」

「あっ、あるよ?祭り」

「えっ?」

そう言い出したのは、はる君で。

「予定で言うと…俺とのデートの次の日。京

介とのデートの日」

「あるなら、行こうよ!!お祭り」

「京介、どうする?」

「…別に。好きにしろよ」

「京介、お祭りの次の日にしない?デート。

京介とも1日遊びたいし、夕方お祭りってな

ると、準備もあるし…」

「…いいぞ」

「じゃあ、お祭り行こっ!!みんなでっ!!」

「ということで、浴衣買ってきま~す」

「行ってらっしゃい」

あたしと真夏が来たのは、この前ビキニを買

った、ショッピングモール。

いっぱい浴衣があって、見てるだけで楽しい

よぉ。

いっぱい見て回って、楽しんで、最終的に決

めた浴衣は、瑠璃色に、ピンクや明るい紫な

どの蝶の柄が入った物。

悩んで悩んで、気に入ったのが、この浴衣だ

った。

決めてる間に、真夏に

「誰に見せたくて、可愛いの選んでんの~?

あのメンバーの、誰が好きなの~?」

って聞かれて、すごく焦った。

だって、好きとか…そういうこと考えて、接

したことなんかなかったし、ただ可愛いのが

着たいって、そう思うじゃない?

でも、強いて言うなら…京介に、似合ってる

って、赤い顔されながら言われたい。

あ、でも…ヤスに似合うって言わせたいし、

はる君にも、可愛いって言われたいなぁ…

なんて、いろいろ考えた。

そして、真夏との楽しいデートの1日は終わ

った。



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