monoTone
道の外れに出ようと思った時、誰かに腕を掴
まれた。
「…おい」
…聞いたことのある、低い声。
安心する、香りがする。
「京介」
「…ったく、何してんだよ」
「ん…迷子?」
「バカ」
「ごめんなさい」
「んな格好して、フラフラ歩くな」
「ん?」
んな格好って…?
「…似合ってるから」
真っ赤な顔して言ってくれた京介は、あたし
に、りんご飴を渡してくれた。
「…ん、やる」
「ありがとう」
そう言うと、京介はあたしの手を握り、歩き
出した。
「…もう、迷子になんなよ」
「うん」
そのあと、京介により、みんなの所に戻れた
…が。
「ケータイ、しっかり確認しろよ」
と、京介さんに怒られた。
そのあと、ケータイをチェックすると、京介
とはる君からの着信でいっぱいだった。
「でもさ、橘に電話する前に走り出したのっ
て、京介だろ?」
「うるせぇ。焦ったんだよ」
不思議の国の京介さんは、
照れ屋でした。
まれた。
「…おい」
…聞いたことのある、低い声。
安心する、香りがする。
「京介」
「…ったく、何してんだよ」
「ん…迷子?」
「バカ」
「ごめんなさい」
「んな格好して、フラフラ歩くな」
「ん?」
んな格好って…?
「…似合ってるから」
真っ赤な顔して言ってくれた京介は、あたし
に、りんご飴を渡してくれた。
「…ん、やる」
「ありがとう」
そう言うと、京介はあたしの手を握り、歩き
出した。
「…もう、迷子になんなよ」
「うん」
そのあと、京介により、みんなの所に戻れた
…が。
「ケータイ、しっかり確認しろよ」
と、京介さんに怒られた。
そのあと、ケータイをチェックすると、京介
とはる君からの着信でいっぱいだった。
「でもさ、橘に電話する前に走り出したのっ
て、京介だろ?」
「うるせぇ。焦ったんだよ」
不思議の国の京介さんは、
照れ屋でした。