monoTone
他のウェートレスはみんな、キチンと着てい
るのに、京介は着崩していて、でも、それが
だらしないわけでもなく、綺麗に着こなして
いた。
メガネも、似合いすぎだよ…
なんか、委員長が利益出るって言ったの、わ
かる気がする。
きっと、委員長も、京介に接客やってもらう
ために、あたしに声をかけたんだ。
「あ?」
「…似合ってる。カッコイイよ」
あたしが褒めると、やっぱり京介は恥ずかし
そうに顔を赤くして、そっぽを向いた。
「…日向も。似合ってるから」
―CUNE…
今のは、くるね。
今のは、心打たれたよ。
「橘」
はる君に呼ばれたことで、やっと意識を取り
戻したあたし。
「ん?」
「可愛いね、その格好」
「あはは。子供っぽいだけだけどね」
「似合ってるよ」
「童顔ってこと?」
「そういう意味じゃないって」
はる君は、そう言いつつも笑ってる。
「あの席に、京介と二人座っててね。雑談し
ててくれて構わないし、接客は大丈夫だから
さ」
じゃあ、あたしは厨房でも良かったのに…
「うん。わかった」
はる君に言われたから、許してやろう。
「京介?」
「ん?」
「なんで京介は、座ってお茶会を許したの?
いつもなら、許さないと思った」
こういうの、絶対にやりたくないタイプだと
思った。
「…別に」
「嘘。理由、あるでしょ?」
「厨房で何かすんのもダリィし」
「ほんと?」
「………ペアが日向だから、別に…」
…照れんな!!
そっぽ向いて、照れ隠しするな!!
「…なんか、あたしが恥ずかしいよ」
「忘れろ」
な~んて、しばらくの間、くだらない会話を
してましたがぁ…
「なんか、混んできたよね、京介」
「…あぁ」
「あたしたちも、手伝った方がいいの?」
さっきまでは、廊下に少し出ちゃうくらいし
か並んでなかったのに、今は、隣のクラスの
廊下も、うちのクラスのカフェに並んでる人
でいっぱい。
るのに、京介は着崩していて、でも、それが
だらしないわけでもなく、綺麗に着こなして
いた。
メガネも、似合いすぎだよ…
なんか、委員長が利益出るって言ったの、わ
かる気がする。
きっと、委員長も、京介に接客やってもらう
ために、あたしに声をかけたんだ。
「あ?」
「…似合ってる。カッコイイよ」
あたしが褒めると、やっぱり京介は恥ずかし
そうに顔を赤くして、そっぽを向いた。
「…日向も。似合ってるから」
―CUNE…
今のは、くるね。
今のは、心打たれたよ。
「橘」
はる君に呼ばれたことで、やっと意識を取り
戻したあたし。
「ん?」
「可愛いね、その格好」
「あはは。子供っぽいだけだけどね」
「似合ってるよ」
「童顔ってこと?」
「そういう意味じゃないって」
はる君は、そう言いつつも笑ってる。
「あの席に、京介と二人座っててね。雑談し
ててくれて構わないし、接客は大丈夫だから
さ」
じゃあ、あたしは厨房でも良かったのに…
「うん。わかった」
はる君に言われたから、許してやろう。
「京介?」
「ん?」
「なんで京介は、座ってお茶会を許したの?
いつもなら、許さないと思った」
こういうの、絶対にやりたくないタイプだと
思った。
「…別に」
「嘘。理由、あるでしょ?」
「厨房で何かすんのもダリィし」
「ほんと?」
「………ペアが日向だから、別に…」
…照れんな!!
そっぽ向いて、照れ隠しするな!!
「…なんか、あたしが恥ずかしいよ」
「忘れろ」
な~んて、しばらくの間、くだらない会話を
してましたがぁ…
「なんか、混んできたよね、京介」
「…あぁ」
「あたしたちも、手伝った方がいいの?」
さっきまでは、廊下に少し出ちゃうくらいし
か並んでなかったのに、今は、隣のクラスの
廊下も、うちのクラスのカフェに並んでる人
でいっぱい。