monoTone
「ミスター恋泰は…湊京介~!!」

いやいや、そうでしょうね、違ってたら、お

かしいですよね。

「…ダリィ。ヤス、代わりに行けよ」

「あ?京介の代わりなんかしたくねぇよ。行

けよ、京介~」

「…チッ」

舌打ちをして、だるそうに前に出た京介。

「続いて、ミス恋泰。名前は~?」

真夏かな?

可愛いし、身長も高いし、スタイルいいし、

髪綺麗だし。

「橘日向~!!」

そっか、あたしの予想は外れたか。

あたしなのね、あたし…

「あたしぃ!?」

「さすが、日向。俺が平気…いや、好きな女

だし。ほら、日向。行ってこいよ!!」

美月に背中を押され、つい前に来ちゃって、

ステージに立った。

「…めんどくさい」

「…だから、ダリィって」

「まぁ、京介もいるからいいけど」

「…バカ」

赤くなっちゃったよ、この美少年。

みんなの前に出て、照れちゃったのかい?

「これ、あたしのはドッキリか、からかった

だけだよね、絶対」

「…いや、本心だろうよ」

「では、お二人には、ペアの4泊5日ね沖縄

旅行をプレゼントします!!」

おいおい、リッチな学校ですなぁ…

「予想通りの結果でしたね~。お二人さん、

お似合いですよ~」

「いやいやいや、あたしの身長と京介の身長

の、どこがお似合いだ?」

「お二人にはこのままここにいてもらい~、

次はベストカップル賞!!」

あっ、あたしが真夏と大輔ペアに入れたやつ

だぁ!!

「ベストカップル賞は~?湊、橘ペア!!ダブ

ル受賞ですっ!!」

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