私の彼氏は俺様系男子
晴の家
「で、寄りたいところってどこだ?」
「え?」
「お前、寄りたいところあんだろ?」
あ。
2人がケンカになりそうだったから、止めるために言った嘘なんだけどな。
「あー.....晴ん家行きたいな」
「はぁっ!?」
晴が驚いた顔で私を見た。
まぁ、当たり前か。
でも、晴ん家行ってみたいしなー。
「だめ?」
「だ、だめじゃねぇけど....。
兄貴いるしなー」
「え!?
晴、お兄さんいるの?」
「ああ」
晴のお兄さん......。
見てみたい!!!!
「晴!晴ん家行こうっ」
私は晴の手を引っ張り、早足で歩いた。
「うわっ!ちょ、待てよ!」