私の彼氏は俺様系男子
「何妬いてんのよ、私.....。
晴だって恋愛の1つや2つくらい......」
分かってる。
ちゃんと分かってる。
分かってるけど......。
一粒の涙が零れ落ちる。
それに続いてどんどん涙が零れる。
「...っうぇ..ひっ...く」
「...何泣いてんだよ」
顔を上げて後ろを見ると、晴が飲み物を持って入ってきた。
私は慌ててアルバムを元のところに戻した。
「べ、別にっ! なんでもない」
「....アルバム、見たんだ?」
気づかれてた......。
「....うん。ごめん、勝手に見て...」
「別に。見られて困るようなものじゃないし」
晴は飲み物をテーブルに置き、私の隣に座った。
「あのページ見たんだろ。
お前のことだから、アイツと俺が付き合ってたーとか
考えたんだろ?」
「.......うん」
「アイツ、俺の双子の妹だから」