私の彼氏は俺様系男子
いつの間にか私は駅から出ていた。
駅の近くの公園に入り、晴は私をベンチに座らせた。
「ん」
晴は私に飲み物を渡した。
「あ、ありがと」
飲み物を受け取ろうとして、手をの伸ばした瞬間。
腕を引っ張られ、抱きしめられた。
「........晴、痛い」
「....ぬかと思った」
「え.....?」
「お前が死ぬかと思った」
私を抱きしめる晴の腕に、力がこもるのが分かる。
さっきまで不安に押しつぶされそうだった。
でも、もう大丈夫。
晴がいてくれる。
ちゃんと私のそばにいてくれてる。
「晴が....助けてくれたから。私、生きてるよ?」
私も晴を強く抱きしめ返す。
「ありがとね、晴」