私の彼氏は俺様系男子
これは私の問題。
私がなんとかしなくちゃ。
今回のことに希更ちゃんが絡んでいるのだとしたら、希更ちゃんはどんな手を使ってでも、私と晴を別れさせるつもりだ。
最悪、私の存在を消そうとしている。
「なぁ、優奈」
「ん?」
「お前なんで落ちそうになったんだ?」
ここで、同じ学校の人に背中を押された。
なんて言ったら晴はおそらくその人を見つけるまで探すだろう。
「ちょっと、バランス崩しちゃって.....」
「お前、少しは気をつけろよな.....」
晴は私の頭を軽く叩いた。
「....ごめんなさい」
「まったく......。少しは落ち着いたか?」
「うん。もう大丈夫」
「そうか。じゃあ、帰るか」
晴は私の手を握り、駅に向かって歩き出した。
晴、私はこの手を離さないからね。