私の彼氏は俺様系男子
《○○ー○○ー。
間もなく○○に到着致します》


私は車内アナウンスで目が覚めた。


「う………ん?」


「あ、起きたか?」


はっきりと目を開けたら、
目の前に矢野の顔があった。


近っっっっっ!!


私の心臓はどくんと跳ね上がった。


「お前、どこで降りるんだ?」


「えっと、△△……」


「おお、寝過ごさなくてよかったな」


「矢野は?」


「俺?俺は◎◎だけど……?」


◎◎なんだーーー…………。
って、ん?


「◎◎って、もう通り過ぎてんじゃん!!」


「知ってる……」


「じゃあ、なんで……」


「てめぇが俺の肩に寄りかかって、
爆睡しやがるからだろ!?」


矢野は私に向かって、言った。


「す、すいません……でした」
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