私の彼氏は俺様系男子

「そ、お前のこと」


晴が花音ちゃんを指差す。


「私のどこがブスなのよっ!!」


花音ちゃんがきつく晴を睨む。


「え、全部?」


晴がふっと笑った。


「お前なんかより断然コイツの方が可愛いと思うぜ?」


そう言って晴は、私の腕を引っ張り
後ろからぎゅっと抱きしめた。


え?

何?
何っ!?


「な、なによ!!
そんな子より私のほうが絶対可愛いもん!!」


花音ちゃんが私をきつく睨んだ。


えぇ!?
私、なんで睨まれたの!?


「お前、そーゆーことは鏡見てから言えよ」


晴は花音ちゃんにきつく言い放った。


花音ちゃんは既に涙目。


「なんなのよ!!
気分最悪っ!!」


花音ちゃんはそう言って、教室を出ていった。


花音ちゃんと一緒にいた2人も、花音ちゃんに続いて教室を出ていった。




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