私の彼氏は俺様系男子

静まり返る教室。


クラスのみんなの視線は、私たちに注がれる。


「ったく、ぎゃーぎゃーうるせー
女だな」


晴は私を抱きしめたままそう言った。


「うるさくさせたのはあんたでしょ...。
てか、早く離しなさいよ!!」


私はなんとか晴の腕の中から逃れようと、
晴の腕の中で暴れた。


「あ?うるせーな」


晴はそう言い、さらに私を強く抱きしめた。


どきんと心臓が跳ねる音がした。


「お前、顔赤くね?」


晴が私の顔を覗き込んできた。


ち、近いっ!!


「あ、暑いから!!」


「ほんとかー?」


「ほんとだよ!!」


もう、なんなのよーっ!!


てか、みんな見てるから!!
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