私の彼氏は俺様系男子
「あ…....」
屋上の端にいる男が、私の目に映った。
「あの人のかな?」
私はその男のところへ向かった。
「あの、これ......」
私は男に話しかけた。
男は仰向けになって、目を閉じていた。
寝てる........?
その男は、黒髪で耳には
赤のピアスをしている。
私はまじまじと男の顔を見た。
よく見ると、すっごいイケメン。
顔整いすぎでしょ。
肌綺麗だし、色白だし、
なんかいい匂いするし。
これ、香水かな?
男からふんわりと柑橘系の香りがした。
「そんなにじろじろ見んなよ」
「..........!?」
男は目をパチリと開けた。
びっくりしたぁ......。
「すいません........」
思わず謝る。
「何?なんか用?」
「え、あ、あの。これ...」
私は紙を差し出した。