私の彼氏は俺様系男子

私は慌ててイスに座った。


「ははははいっ!!起きましたっ」


「牧原お前、顔真っ赤だぞ?
熱でもあるのか?」


「なっ、ないですっ!!!」


完全に怪しまれてる。


となりでは晴がクスクスと笑っている。


幸いにも、私が晴にキスされたとこを
誰にも見られてはないみたいだった。


HRが終わり、1時間目の準備をした。


「あんな軽いキスで真っ赤になっちゃって」


となりで晴が言ってきた。


「ちょ、声でかいからっ!!」


すると晴が立ち上がった。


「晴、どこいくの?」


「保健室」


「具合でも悪いの?」


「うん。だるいかな」


だるそうにはみえないけど。


「保健室までついていこうか?」


「好きにすれば?」


そう言って晴は、教室から出て行った。


私も晴の後をついて行った。



< 40 / 127 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop