私の彼氏は俺様系男子
「ほんとだね」
……………。
沈黙………。
「帰るか」
晴が私の体を起こした。
「うん」
なんか、もっと晴に触りたいな。
あ、別に変な意味じゃなくて!!
ぎゅってしたり、キスしたり……。
「おい」
「ん?」
「帰りたくねぇの?」
「え?」
あ。
私は無意識のうちに、晴のシャツの裾を引っ張っていた。
「あっ、ごめん!!」
私は慌てて手を離す。
「さっきのじゃ物足りなかったか?」
晴が顔を近づけてきた。
「そんなんじゃない!!」
私は晴をぐいっと押し退けた。
「素直じゃねぇなぁ」
私はベッドから立ち上がり、かばんを持った。
「帰るんでしょ!」
「はいはい」