失恋夢

少女

そこには女の子の姿があった。


首を傾げてこちらを見ている。


小学校2・3年といったところか......なんてどうでもいいことを考える。


「なんで?」

女の子はまた質問をしてくる。


この歳の子供って、なんでも質問してくるよな.....


でも答えなかったらしつこいんだろうし、どうにかして話を逸らせないかな....


「それよりさ、もう暗いけど家に帰らなくていいのか?」


思ったよりもワザとらしくなったけれど、大丈夫だろう。


実際、もう日も暮れて薄暗くなっている。
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