失恋夢
面倒だな....説明しないといけないのか。


でもそんな義務ないし....


「それ、きっと空耳だ。」

ふっと頭に浮かんだ言葉そのまま言う。


これ以上しつこいんだったら走って逃げよう。



「そうかなぁ....」

女の子は下を向いて考え込んでいる。


今のうちに、そっと公園を出よう。



なるべく足音をたてないように歩く。



公園を出ることに成功すると、なんとなく振り返って女の子の確認する。



でもそこには女の子の姿は無かった。

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