【短編】あしかくんは大変なものを盗んでいきました
「あはははは!きみおもしろいね!ラッコ君て呼んでいいかな?」
「ラッコーへ行こう!夏休みだけど!」
「あはははは!なんだそれ!ねえ、ねえ、よかったら友達になろうよ!」
「ともだち〇ち〇!」
「あはははは!」
ラッコくんのアホな答えに、あしかくんはずっと笑っていました。
おかしさと、友達を見つけたうれしさで、あしかくんは迷子の寂しさを忘れていました。