【短編】あしかくんは大変なものを盗んでいきました



それから毎日あしかくんはラッコくんと遊びました。





幸いラッコくんがいた近くに、なぜかたくさんのエサが落ちていたので、何日もそこにいることができたのでした。





あしかくんは、最初はラッコくんと競争したり、相撲をしたりして遊んでいました。





しかし、ラッコくんはあしかくんと違ってどんくさく、泳ぎは遅いし、相撲はお魚くんといい勝負なくらいでした。





「なんだよ!これじゃお魚くんたちとかわらないじゃないか!
つまんないの!」





あしかくんは次第にそう思うようになりました。





< 16 / 32 >

この作品をシェア

pagetop