【短編】あしかくんは大変なものを盗んでいきました
「あー、ビックリした!あんなつもりじゃなかったのに!
なんだよ、いつもはヘラヘラしてたのに…」
例の崖まで逃げてきたあしかくんは、強がりを言ったものの、さすがに少し悪いことをしたかなと思いました。
でも、あしかくんはなんだか気まずくて、すぐにラッコくんのところへは戻れませんでした。
盗んだ上の貝には、何か爪でひっかいたような文字が書かれていました。