夏色狂想曲
…嗚呼。
相変わらず、暑い。
相変わらず、皐月はのんきな顔をして川で遊ぶ子供たちを眺めている。
教えたはずのない自分のブログの存在を彼女が知ってたんだから、もうちょっと驚いてくれてもいいじゃん。皐月のばか。
皐月、あたし、ちゃんと考えたよ。
ほんとはほんとは、分かってたのに、認めたくなくて逃げ続けた。
泣きたくなくて、傷つきたくなくて、受け入れたくなくて。
まだ、夢に堕ちていると、夢だと気付いてないと、思い込んでいたかったんだ。
だけど、もう
だから、もう
「 」