好きだから。


「さて、何食べたい?」

突然話を振られびっくりする。


「え?あ、えと……な、何でもいいです」

「あら、そう?」

あたしから目を離すと、雄大に目線がいく。

「雄大くんは?」

「俺も、なんでもいいです。
ぜったい決めてって言うんなら、焼き肉で。」

雄大の意見を聞いて、安藤さんは少し考えたあと、

「よし!!焼き肉食べよっかー」

そう、言ってニコッと笑う。

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