小悪魔の溺愛
「松下・・。

気分でも悪いのか?」


優斗先生が、私の顔を覗き込む。


「そ、そんなことないよ?

ちょっと、ボーっとしてただけ」


私が微笑むと、

ホッとため息をついた優斗先生。


「心配させるなよ?」

と言って、

私の頭をポンと叩いた。


「・・・ごめん」


『あ~!!優斗先生と、綾香!

こんなとこで、イチャついたらダメ』


クラスメイトの一人が叫んだ。

みんなが、どっと笑う。


私と先生は、吹き出した。

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