小悪魔の溺愛
突然抱きついてきた綾香。


「どうした?」


「優斗先生…」


「ん?」


「本当に、今年いっぱいで、

学校やめちゃうの?」


「そうだな・・・

やっぱり、責任は取らないと…」


「私も学校、やめる」

「何言ってんだ?」


綾香の発言に呆気にとられた。


「だって、優斗先生だけが、

責任取るって、おかしくない?」


「・・・ばかだな。

大人なんだから、当たり前の事だろ?」

「私にも、責任が・・」

オレは綾香の口に手を当てた。
< 111 / 188 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop