小悪魔の溺愛
私たちの選手が困っていた。

「どうしたの?」

聞いてみるんじゃなかった・・・



「さっき怪我して、一人足りないの」


「そうなんだ~困ったね」

私の言葉に、ニヤッと笑った選手たち。


・・・

嫌な予感。



「綾香って、他に何も出ないんだよね?」


「運動オンチだからね」


私の言葉を聞くや否や、

両腕をガシッと掴まれた。


「選手決定」

「じょ、冗談やめてよ!

運動オンチだって言ってるでしょ?」

「ビリでもいいから」

連行される私。

・・・・

もう、知らないから・・・
< 122 / 188 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop