小悪魔の溺愛
「それは、オレが大事に持っとくから」

そう言って笑った。


「先生知って?」


「当たり前だ。オレは、

ここの卒業生だからな」


「先生大好き」


そう言って私は、

先生の胸に飛び込んだ。



先生が私を優しく抱きしめた。



「オレは大好きじゃない」



「・・・・・え?」



クスッと笑った先生。







「オレは、愛してる」






「…先生の、バカ」
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