小悪魔の溺愛
「皆さん、静かに」


・・・

校長が、大きな声で言った。


静かになった体育館。



「…分かりました。

先生の辞表は、取り消しましょう」



どっと歓声が起こった。


「校長・・・」

優斗先生が、校長を見つめた。



ニッコリ微笑んだ、校長。


「先生、あなたは、

教師が天職のようだ・・・

生徒にこんなにも愛されて・・・」


教頭と、学年主任が、

校長を止めている。

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