小悪魔の溺愛
携帯が鳴って出てみると、


「驚いた?」

第一声がそれだった。


・・・

「怒ってる?」


・・・


「何で、何も言わないんだよ?」


怒りたくもなるわよ。

何も言ってくれなかったんだから。


「サプライズもわるくないだろ?」


「…優斗先生のバカ」


「…綾香」


「大事なことくらい、ちゃんと話して」


「・・・ごめん」

…グス・・・・


「泣いてるの?」

「泣いてな…」

グスッ・・・・

「泣いてるし」


クスッと笑った優斗先生。

「後で行くからな」
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