小悪魔の溺愛
「先生、私ね」

・・・そんな優しい顔で見ないで。

心がゆらいじゃう。


「私、先生の…」


「シー・・・」


静かにしろって?


・・・・あ。

廊下を誰かが通り過ぎていく。


・・・

私は先生に抱きしめられたままの格好。

恥ずかしすぎて、

顔が熱い。



「・・・行ったみたいだな」

「・・・うん」


「で?何を言おうとしてたんだ?」

…決心が鈍った。
< 22 / 188 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop