小悪魔の溺愛
向かった先は、

いつもの準備室。

そっとドアを開けると、

窓際に座った綾香が、

気持ちよさそうに、風に当たっていた。

風に揺れる長い髪。


・・・・

あ~・・・

やっぱり好きだな。

今まで、

付き合ってきた大人の女たちとは違う

…色気ってヤツ?


それが、綾香にはあった。


オレは綾香に近づいて、

そっと抱きしめた。

驚いて、振り返った綾香。

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