小悪魔の溺愛
私はため息を一つして、

拓を見た。


「ほら、もう行こう?」


私の言葉に、頷いた拓。


・・・

優斗先生の目を見た瞬間、

胸がキュンとした。


だって・・・

あんな切ない目をされたら、

誰だって、

なるよ、きっと・・・


「松下」


優斗先生の声に、

ドキッとした。


そっと振り返った私。


「また、明日な」


私はペコリと頭を下げて、

拓の隣に行った。
< 51 / 188 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop