小悪魔の溺愛

優斗と拓

~拓side~

オレは、優斗先生を

誰もいないところに呼び出した。


「話しってなんだよ、拓」

相変わらず、優しい顔した先生。

・・・

その顔で、

綾香を、誘惑してんのかな。



「優斗先生ってさ、

綾香のこと、好きだろ?」

率直な質問に、少し動揺の顔を見せた。



「驚いたな・・・

そりゃあ・・・生徒の一人として、

好きだよ?」

・・・さすがは、大人。

すぐに優しい顔に戻った先生は、

涼しい顔でそう言った。

・・・でも、

オレは騙されない。

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