小悪魔の溺愛
「オレだって、一人の人間だ。

人を愛することだってある。

…だから、綾香だけは諦めない。

たとえ、生徒でも」



「それは、オレに対する、

宣戦布告なんだな、先生?」




「…そう受け取ってもらって構わないよ」


…上等だ。

綾香は、絶対渡さないからな。


「じゃあ、先生は、今から、

オレの敵」

それだけ言って、教室に帰った。
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