小悪魔の溺愛
それに気づいたのか、

優斗先生が話し始めた。


「今回の一件は、すべて、

私に責任があります」


「…先生」


私を見た優斗先生は、

他の先生たちに見えないように、

私にウインクした。


「どう責任を取るおつもりですか?」

教頭の一言に。


「教師を辞めます」

優斗先生の言葉に、

校長が呟いた。


「そこまでしなくても・・・」


「それが妥当ですな」

学年主任が頷いている。

・・・

私のせいで、優斗先生が・・・

私が何か言おうとすると、

優斗先生が止めた。
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