【短】恋病
「隆太!テストだよっ勉強した?!」


「ん..え?マジで?」


「うんっマジで!!」


「うっわ...やべぇ」


「もしかして忘れていた!?!?」


「...あぁ」


「あはははっ佳奈と同じじゃんっ!!」

「ん?佳奈?」


すると瀬川は一瞬くるっと私のほうを向いた。



っうお?!

はっ春今、瀬川に向かって私の名前出したよねっ!!?


しかも!!瀬川とばっちし目あっちゃったよおおおお!!!


きゃあああ!ありがとぉー!!!


これで1日分充電完了だ////



だけどそんな嬉しさもつかの間。




「しょうがないな~教科書見せてあげるか!」

えっ?


ちょいちょい...はるううう!!!


「ん-さんきゅ」

春の教科書を超・近くでのぞきこむ瀬川。


ちょっ瀬川も断れよおお!!



2人の肩は完全にくっつき頬だって5センチくらいしか離れていない。



うわああ...もうぅ嫌だ。


そんな2人を見ていられなくて、私は顔をそっと伏せた。
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