【短】恋病
「どうしたんだ!瀬川、高田」



先生+クラスのみんなに見られる私たち。



だけどこれが瀬川となら、逆に嬉しい。



「ちょっと遅れました...」


その一言で一気にざわめくみんな。



...なんか変な想像しないでよねっ!!!


「以後、気をつけるように」


「「はい」」


そして瀬川は一瞬私のほうを振り向き『ふっ』と笑うと



席に着いた。


きゅんっ!!


どうしよう....もう私、死にそう。




そのあとのことは もうなんにも記憶なくて



気がつけば部活の時間になっていた。



「じゃあ明日ね!春」


「うんっ部活がんば~★」


春は生徒会で部活はやっていない。



私は一目散に美里のところへ向かった。


「部活いこっか」

「うん!」


いつもははじめのランニングだかが面倒で


わざとに遅らせていくんだけども...


今日はいますぐにでも体育館に行きたい!!!



だって...
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