天然カノジョとツンデレカレシ!?



あっという間に放課後。


先輩、三年生だから休み時間も会えない。


だから、やっと会える…。




「ひーめーかー」



「椿…先輩っ!!!」




私の教室の入り口から顔をのぞかせる先輩。




クラスまで迎えに来てくれた先輩に、勢いよく抱きつく私。




「なんだなんだ?甘えっこ」



髪をくしゃくしゃにして優しく抱いてくれた。



クラスには、もちろん誰もいない。



カバンを持って先輩の前に立った。




「ん。」



「...へ?その手は何ですか?」



「カバン、よこせ」



「えっ...いいですよ!」



「ほら、行くぞ」




私の手から強引にカバンを取り


空いた手を繋いできた。



やばいよ...にやけが止まらないぃぃ!




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