天然カノジョとツンデレカレシ!?
突然、悲劇が襲った。
チャイムが鳴って、ドアをあけたら…
────小春の姿が。
小春と出会ったのは、5年前。
俺が小学校のとき、母さんが借金を作って逃げてった。
親父と弟は、ピアノのことで一生懸命。
知らぬ間に、俺が借金取りに追われるハメになっていた。
ある日、近所の大人の友達に誘われて、女ばっかりの店に入った。
中学1年になった俺は、
他の奴らよりも大人びていた。
店長にばれないよう
成人だと今思えば無理な嘘をついて通ったのには、訳がある。
それは、俺が小春に
この年齢だということまでもバラし、
全てのことを話したから。