【完】最初で最後の恋
ピンポーーン
チャイムの音で、目が覚めた。
誰か、来た?
私は痛い頭を抑えながら、玄関へ向かった。
ガチャッと開けたドアの先には…
「…ぇ…」
どうして…?
「佳織さん、大丈夫ですか??」
なんで、ここに来るの…?
「や…ぶきく…っ」
「お見舞い来ました♪」
袋を見せた矢吹くん。
「あ、ありがと…。どうぞ?」
「おじゃまします」
私は中へ招いた。
とりあえず、リビングに来てもらった。
「奈央さんに、イチゴゼリー好きって聞いたんで、買ってきました!あと、スポーツドリンクとか、薬とか!」
「ありがとう…、ごめんね」
< 202 / 232 >

この作品をシェア

pagetop