【完】最初で最後の恋
「今日からは、佳織さんが1人で守ろうとしたものを…2人で守りましょう?ちゃんと、俺のこと、頼ってくださいね?他の誰でもない。“彼氏”の、俺に――…」
「…ん、…うん。一緒に守って?…矢吹くんのこと、頼るよ…。嬉しい。ホントに、嬉しい。矢吹くん、大好きだよ…!」
彼は優しく、キスをおとした。
「俺も、大好きです」
矢吹くんは私の涙を優しく拭う。
「あの、敬語、やめてもいいですか?あと、呼び捨てで呼びたいし、呼んでほしいです」
「うん、いいよ?」
「やった!」
「龍輝、愛してる。誰よりも」
「っ///反則だよ…。俺も、佳織のこと…誰よりも、愛してる」


大好きな彼と結ばれた、特別な日。


今日のこと、絶対忘れない。
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