崩れ落ちる未来
2学期が始まった


僕は昨日の余韻に浸っていた

「おはよ」

振り向いたら楓がいた

「...おはよう」

楓はいたって普通だった
昨日のことなんてまるでなかったかのように

浮かれてた自分がバカらしかった


「...はいこれ」

「何?」

「何って手紙だよ」
そう言って楓は僕から逃げるように走っていった
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