無自覚美少女と3人の王子様!
私はトイレからもう教室へ行く途中だった――
「急いで綾香のところに戻らないと」
カチャン!
「あっ落ちちゃった!」
私は綾香から友達の印としてもらったキーホルダーを落としてしまった
スッ
「えっ?」
「はい、これあんたのでしょ?」
私が取ろうとした瞬間誰かが拾ってくれた…
お礼を言おうとして顔を上げたらそこには
すごく顔の整った背の高い男の子がいた
「おい」
「あっごめんなさい、ありがとう」
つい、みとれてしまった…
なぜだろう?顔がすごく熱くて、鼓動がどんどん加速する―――――
「なぁ」
「はっはい!」
「くくっ、あんた名前は?」
「えっ?えっと、桜田彩芽です」
「彩芽か…俺は野崎隼人だよろしくな、彩芽(ニカッ)」
「!!//////」
またさらに鼓動が速まる
なんか今日は変だな…
「じゃあな、彩芽」
「あっうん…」
行っちゃったな…野崎くんか…
また、会えるかな
そう思う自分が少し恥ずかしくて
また急いで教室へ向かう